2026/02/13 20:30

低弦高でも、弦がしっかり振動する楽器が必要です!


指板は1000Rで、ハイフレットに向け徐々にRが緩くなるように調整してあります。

コンパウンドラジアスと呼ばれる手法です。

チョーキングの音詰まりを防げるため、低い弦高でも しっかり鳴るギターに仕上がります!


フレットはハイポジションに向け、微妙に低くなります。

振動した弦がフレットに当たらない為の工夫で、

これをPC制御で行うのがPLEKです。

バズらないから、力強く弦が振動してくれます!


バイオリン製作では昔から似たような加工をしている事を知り

以来、この方法で調整しています。


エフェクト乗りの良さや、波形編集がしやすいのも特徴の一つ。

とくにPC環境では有利に働きます!


反面、ビンテージ感やエレキギターらしさは失う傾向があり、

ピアノやハープのような濁りのない響きに傾く傾向があります。


 


フレットは磨耗やサビ、汚れや傷による形の崩れた場所で小さなバズが発生します。

ブリッジサドルも然り、これが音質劣化の原因の一つです。


ステンレス製のフレットは、従来のニッケルシルバー製に比べ硬質。

磨耗やサビに強く、擦り合わせ後の良好な状態を維持しやすくなります。

結果、音質もクリアーでコシのある状態が長く続きます!


本作のフレットエッジも今までどおり丸く加工されており、

複雑なフィンガリングにもストレスを感じさせないよう仕上げてあります!


 


もう一つシビアなセッティングを可能にするのは、

楽器が完成してから木材が狂いにくいことにあります!


量産工場では数日で完成させてしまう木工加工を

工程毎に放置期間を設け、木材の狂いを出し切ってから次の工程に進む為です。


忍耐と努力の積み重ねが必要ですが、材料のポテンシャルを最大限に引き出すために

ワンオフで1台づつ丁寧に製作しています!


こうして季節の変わり目や、低気圧の動きにも影響を受けないネックが出来上がります!!