2026/02/13 20:00

もう一つのバランスの取り方はマルチスケールの採用です!


本作で採用したのは28インチ〜25インチのマルチスケールで

計算上、各弦8〜9kgのテンションがかかっています。

ハンドリングとサウンドを兼ね備えた良い落とし所だったと思います!


 


ブリッジサドルからボールエンドまでの距離と角度はとても大切で、

ブリッジサドル上での弦の折れ角が急激な設計だと

低音弦はパスラインを曲がりきれず、大きく湾曲してしまいます。


その結果、ピッチが不安定だったり

音抜けが悪くなったりと、出音に問題が生じます。


逆に角度が浅すぎると、指板方向へのテンションが足りず

弦落ち等の問題につながります。


これらを解決するため、ブリッジ位置をオフセットしています!

オクターブチューニング後のサドルの位置に合わせて、

1弦から9弦に向けブリッジの位置をオフセットしました。




塗膜でも楽器の鳴りを整えることができます!


あくまで僕の主観なんですが…。

オイルフィニッシュ製品は、音は大きいんですが散って聞こえるんです。

一方、薄い塗膜を持つ楽器は、良く鳴り落ち着きがあるように聞こえます。

…あくまで僕の主観です!


手当たり次第にテストを重ね、辿り着いたオイルがあります!

化学物質やシンナーのような有害物質を含まず、天然植物油が原料。

バイオリンニスのように何十回も塗り重ねることにより、

薄いながらも塗膜を作ることができます!


また、オープンポア式といって

太い導管を埋める為の砥の粉も使用していません。


保護力はラッカー塗装ほどしかありませんが

硬く厚い塗膜を持つ楽器にはない、

木材の鳴りを止めない、楽器と一緒に鳴る塗膜が出来上がります!


この生音、一度体験して頂きたい!!


 


PUが作った信号のロスも限界まで減らしたいので…。


リトルライトギターズでは配線材やハンダまで、

クライオ処理を施された高品質なオーディオ用のものを使用しています!

クライオ処理とは、金属生成技術の一つで、冷却処理のこと。


ザックリとした説明になりますが…。

金属の硬質化や均一化を可能にした技術で、原子の並びを整え、不純物を除去しているようです。


電装パーツに与える恩恵は、電気抵抗が減り通電が良くなるところ。

実際、配線やハンダを入れ替えるだけで、ノイズの減少、高域の抜け、

音圧や押し出し感も上がってくるのを実感しています!


アース線にスズメッキ軟銅を使うのも忘れてはならない要素です。


信号の入り口であるPUからジャックやアースまで、

回路全体の通電を良くすれば、解りやすく音像が上がります!


エフェクターやアンプを試す前に、楽器そのもので改善の余地はまだまだあるなと感じています!

配線材の総入れ替え、気になる方は是非お試しください!!