2024/07/03 19:15

新作〝Halo 7 wayward youth〟←黒いヤツ
と同モデル〝Halo 7 grab what’s ahead〟←ピンクのヤツ
この2本の違いについてご質問を頂きました。
ので、細かい部分まで比べてみたいと思います‼️
まず〝黒〟はトラッド、〝ピンク〟はモダンを目指しました。
基本構造やマルチスケールに変更はありませんが、そもそも特殊な構造。
あくまでも寄せていく的な発想です。
結果2本のトーンを比べると、見た目どうりで恐縮ですが…。
〝黒〟はピンクに比べればややダーク、重心低めで粒立ちが良いかと思います。
〝ピンク〟は明るいトーンで、楽に鳴らせる感じがあります。
僕の演奏力の無さを助けてくれている感覚がありました😅
思っていたよりアクティブ臭くない印象です!
設計の初期にPUを決め、そのPUの特性を生かすのに有利なパーツ・木材を考えました。
〝黒〟はパッシブPUで、それに伴いエボニー指板とヒップショット製のブリッジを選びました。
ロックの王道的(?)かと思います。
〝ピンク〟はアクティブPUで、パーローズ指板とABM製のブリッジです。
こちらは弦の振動を硬めに伝えていく作戦です。
パーローズはエボニーよりも硬質で、
タップトーンで確認すると、キンキンと金属に似たような響きでした。
ABMのブリッジは弦高調整やオクターブ調整をした後、
サドルをイモネジで固定するタイプ。
それに対しヒップショットのサドルは、ストラトなどで馴染みのあるタイプ。
弦やバネのテンションを利用してサドルを固定しています。
ブリッジの構造上、この2本はデザインもマイナーチェンジする必要がありました。
ボディーとネックのジョイント位置は、
〝黒〟が12フレット、〝ピンク〟で13フレットです。
ブリッジ位置での弦間が〝黒〟は10.5㎜、〝ピンク〟は10㎜。
0フレット位置で〝黒〟は7.2㎜、〝ピンク〟は7㎜です。
2本の弦間をストラトで例えると、ビンテージとフロイド搭載モデルといったところでしょうか。