2024/06/30 20:45



このモデルを産み出すにあたり、テーマに挙げたのは


①他のギターから持ち替えが容易なマルチスケール

②中性的なデザイン


次は僕の興味本位みたいで恐縮ですが


③世界の製作家が主流にしつつある加工方法やスペックに、許せる範囲で寄せてみる


です。

ステンレスフレットの使用、接着剤や塗膜の材質等がこれにあたります。


量産ギター工場で働いていた頃や、ここ数年の出来事を振り返る機会があり

こう考えるに至りました。


 


演奏・録音技術の向上や音楽の進化に引っ張られる形で、

楽器製作も変化・向上・多様化してきたんだと思います。


両効きロッド、カーボンロッド、ヘッドレス、大胆なエポキシレジンの使用、

バールを代表とする特殊すぎる銘木等々。

以前はタブーとされていたり、発想すらありませんでした。


〝ヘイロー7〟シリーズでは、

今までの作品で採用しなかった仕様も積極的に取り入れることにしました!