2023/06/05 21:00

テンション75㎏を支える構造が必要です!
弦6本でザックリこのぐらいのテンションがかかっています。
このテンションに負けない、狂わない、捻れない、強靭なネックが必要なわけです!


接着後には見えない箇所を紹介します。
ネックに埋まっているトラスロッドとカーボンファイバーです!
各弦のテンションやバランスを考慮して、センターよりも少し1弦側に配置されています。

ロッドは準反り・逆反り、両方に効くタイプで、
その両脇にはカーボンファイバー製の角材を仕込んであります。

これによりハイポジションまでグリップを薄くしても、
弦のテンションに負けず、狂わない、捻れないネックに仕上がっています!

多弦ギター・多弦ベースには欠かせないと思われるこのシステム…。
当然、音質にも影響があり、
コンプレッション感を持った硬めの鳴りに傾くことになります。


もしもビンテージ感やオープンな鳴りを求めるなら、
この構造は避けたほうが良いようです。