2023/04/26 21:15

ヘッドレスベースを使っていて、注意していることがあります。
ヘッドレスの場合はチューナー部分の構造上、負荷が強くかかる部分があり
弦交換の度にグリスアップしています。
それはチューニングのためにボールエンドを引っぱるネジの部分。

金属と金属が擦れる部分は、材質の弱いほうが摩擦に負け摩耗して行く傾向にあります。
摩耗した金属は細かい粒子となり、まるでサンドペーパー状態!
そのまま使い続けると、ますます摩耗が進んでしまいます。
早めの清掃が必要な理由です。

ネジの動きが硬くならないように、油の塗布も忘れずに!
金属と金属の間に油の層を作ることで、金属同士が直接擦れ合うのを避ける意味でもあります。



あと、ブリッジの構造によっては弦交換程度の振動でも、弦高が狂う場合があります。
一度、確認してみて下さい!

演奏後、弦の汚れを拭き取ることも同じ理由で重要です!
手の油分・汚れ・汗は錆のもと。
弦が錆びたまま演奏することは、ヤスリでフレットを削っているようなモノです!
乾拭きだけでは効き目がないという方は、ウエスに少量のフィンガーイーズを吹きかけ
清掃することをお勧めします。

僕は新品の弦の手触りに違和感があるので、交換直後にフィンガーイーズを使用しています。
注意しているののは、フィンガーイーズが指板にかからないようにすることです。
レモンオイル等の水っぽい製品も、指板へ大量に塗布することはデメリットがあると感じています。
液体がフレット溝まで染み込むと、フレット浮きの原因を作っているような気がしてなりません。
フレット打ち替えの際、やたらスコスコ抜ける経験をしたことがあるからです。



いかがでしたでしょいうか?
ベーシストとしての僕の通常メンテ、こんな感じです。
参考にして頂けたら幸いです!