2023/04/26 20:00

楽器の維持・管理には弾いてやることが1番だ…なんてよく耳にします。
これはヒトが快適に生活できる環境が、楽器にとっても適切な環境だということではないでしょうか?

夏は蒸し暑く、冬は冷たく乾燥している倉庫の中では、木材や塗膜に負荷がかかり大問題に繋がりかねません!
自部屋のスタンドに立てかけてあるだけで大体OK…ってことなんじゃないでしょうか!?

その上での僕の通常のメンテナンス、清掃・保湿・グリスアップまでをご紹介したいと思います。
なんとなく女性の肌のお手入れに近いんじゃないかな…そんなイメージを持っています。
弦交換のついでにやっつけるのがお勧めです!

基本、弦交換は1本づつ行っています。
古い弦を1本外して、新しい弦を1本張って、チューニングしてがら次の弦へ…こんな具合です!
ネックに不必要な負荷を与えたくないからです。

弦を全部外すのは年に2回ほど、指板のクリーニングと保湿のためです。
ローズウッドやエボニー等、木材が剥き出しになった指板面は
乾燥が過ぎるとヒビ割れや伸縮の原因になります。
空気が乾燥する冬に備え、秋口の指板メンテは大切なポイントです!



僕の愛用は〝Ken Smith Classic Wax Polish〟
無塗装やオイルフィニッシュ製品のクリーニング・保湿・艶出しを一度にできて絶好調!
研磨剤は含まれておらず、蜜蝋とレモンオイル、数種類の天然オイルを配合しているらしい。
高級感のある艶と汚れの落ち方も抜群。
あと、擦り傷程度ならワックス成分が埋めてくれます!



せっかく弦を全部外すので、ついでにボディーやグリップの清掃も行うことにしています。
僕のベースは全体オイルフィニッシュです。
先程と同じオイルを使い保湿もしています!

ポリウレタン・ポリエステル・ラッカー塗装はクリーニングだけでいいと思われますが、
ラッカーの塗膜はデリケートなため、研磨剤の入っていないものを選び
目立たないところでテストする必要ありです。



通常の塗装面には〝Ken Smith Formula Polish〟を使っています。
研磨剤は含まれておらず、ラッカー塗装やオイルフィニッシュ
その他なんでもピッカピカ、サッラサラの仕上がりです!