ギターをデザインするにあたり、

プレイヤーの演奏スタイルを決めてしまうと面白い。

早い段階で弦のゲージも決めてしまっています。

弦のゲージもデザインのうちと、考えています。

決して無理強いするつもりはなく、僕の妄想上の話です！

人体の構造上、マルチスケールは3〜4インチ差になることが多い。

そこで、僕が推しているマルチスケールでのベース弦は、

120・095・075・055・040・028

テンションは計算上、1本 約10Kg。

1弦に向かいやや軽くなっていき、6弦の合計は約65Kg。

通常だと約75Kg、…緩いですね。

これはあくまでも楽器のバランスを重視した提案です！

問題もあります。

僕の発想だと、セット弦としての販売はされていないようだ。

セット弦と、さらにバラ弦を買い足さねばならず、

コストと手間のことを考えると、製作者としては心苦しい。

実際には、曲やバンドから求められることや、

弾き心地、トーン、コスパ、

6弦でリズムを刻むヒト、特殊な奏方を用いるヒト…。

様々な需要があると思う。

楽器が僕の手を離れたら、プレイヤーと楽器が歩み寄って調整する。

そんなイメージを持っています！