2022/09/28 23:00
前回製作した8弦ギターは 少々アヴァンギャルドな仕様で、
ライトゲージ(065~009)の使用を想定し
マルチスケールは27”~25”を採用している。
今回はヘヴィーボトム(080~009)仕様、
前回よりも一回り大きいマルチスケール、28”~25”を選択。
これ以上のファンドフレットは、
楽器として破綻してしまう恐れがあるからだ。
結果、ハンドリングとサウンドを兼ね備えた良い落としどころだったと思う!
ピッキングした弦の振動がボディーを揺らし、
ボディー材の旨みをたっぷり吸った振動で再び弦を鳴らす…。
この流れに必要なのはネックとボディーの接着面積を増やすことと、
振動を妨げない接着方法と塗膜だ。
ネックのジョイント方法は、
アタックとサスティーンのバランスを作るのにとても重要だと思う。
僕の求めるトーンはディープセットネックというジョイントが必要。
ネック材がブリッジの下まで伸びているのが特徴だが、
スルーネックほどネック材に支配されない方法だ。
言葉では表現しづらいが、
アタックからサスティーンへの移行にエモさを感じている!